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道徳教育は毎日の積み重ね

先日道を歩いていると、お父さんと息子の親子連れが歩いていました。信号は赤だったのですが車が来ていなかったせいかお父さんはサッと渡ってしまい、息子らしい男の子は困惑していたようでした。多分男の子は学校教育で「信号はきちんと守るのが社会のルールです」と教えられていたと思います。その社会のルールを目の前で父親が破ってしまうと、「社会のルールは一応あるけど大人は守らなくてもいい」ということになってしまい、道徳教育が成り立ちません。かと思えば、同じく父子連れが、横断歩道で止まってくれた車に「ありがとうございました」と会釈をしていたのを見かけたこともあります。普段から家庭の大人がきちんとした振る舞いをすることで、子どもが自然にそれを真似ていくのでしょう。学校でどんなに学んでも、家庭で台無しにしてしまう、ということはあり得ます。特に道徳やマナー、ルールにおいては、常に子どもに見られているということを意識しながら生活しなければなりません。

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